マーケットはプーチン・ロシアにNOを突き付け決して屈しない

マーケットはプーチン・ロシアにNOを突き付け決して屈しない

ウクライナ侵攻が実施され警戒から

戦争が事実となったことで不透明感が

織り込まれ株価上昇

空売りで叩いていた投資家によるショートカバーが発生したのが

先週までの話

これには

中央銀行、特にFRBが来月に積極的な利上げを実施するとの見方が後退したこともあって

利上げが緩やかになれば株価に好影響という思惑もあった

週末の

25日の米株式相場も続伸

ダウ834ドル高 2.5%高

NY原油は反落

ロシアに対するエネルギー・資源への制裁が

されないと見ての原油下落とも見える

 
S&P500は2.2%高の4384.65

ナスダックは1.6%上昇

米個人消費支出が予想を上回る伸びであたことも上昇を加速

地政学的リスクにはFRBが慎重に政策運営を進める可能性が高い

つまり金利引き上げが緩やかになると・・・

 
しかし、週末にウクライナ情勢は一転、二転した

これからもボラの大きい展開が続きそう

欧米諸国、日本も国際銀行間通信協会SWIFTの国際決済ネットワークから

一部のロシアの銀行を排除

ロシアは核兵器使用を匂わせて脅しを行う

ウクライナは和平の可能性が少しでもあるなら協議を行う用意があると

ロシア側とベラルーシ国境で前提条件なしに交渉すると発表

ロシアの一部銀行をSWIFTから排除することで

世界経済への影響が広がるとへの懸念

また、決済が滞ることで

ロシアからのエネルギー供給が細る懸念

それと一方では

停戦が早まる可能性が大きくなってきたこと

このあたりをどうマーケットが織り込むか

一旦100ドルから90ドル割れまで下げた原油も

再び急上昇するの

買い戻された株式市場も

再びの売りとなるのか

FRBの積極的な金利引き上げのストップか・・・

 

ロシアの動きを見て警戒を高めたドイツは国防費を

GDP2%まで充てると表明

 
安部前総理はドイツやNATO諸国は

自国に米国の核を置いている

日本も非核三原則にこだわらず

世界はどのように安全が守られているかという現実についての議論

タブー視してはならないと述べた

 
ロシアの度重なる軍事進攻、

そして核兵器の使用まで仄めかすことで

世界中が安全保障とは何か

意識を高めている

 
正直、西側がロシアの一部銀行をSWIFTから排除するまでの

強い経済制裁をするとは思ってなかったので

これはロシアに対して大きなダメ―ジ

 
経済制裁が世界経済に悪影響を及ぼし

資源価格上昇そして株価が下落とならずに

 
株価上昇ならば

マーケットはプーチン・ロシアにNOを突き付け決して屈しない

ということを織り込んでいると信じたい

 
停戦合意でウクライナに不利な合意がなされ

軍事侵攻してロシアが手に入れたものが大きいとなった場合

世界はロシアの経済を破綻させるほどの制裁を与えない限り

軍事進攻して現状を変更することが正しいと認めることになる

 
 
停戦合意がされても

ロシアへの制裁の手は緩めずもっと締め付ける必要がある

 
何事もなかったかのように

ロシアとの貿易、経済のつながりを持ったまま進んで行く世界を受け入れるつもりか

 

ソ連の崩壊のように

全ての独裁政権は瀕死の重傷で崩れ落ちて行く

自由で開かれた国だけが繫栄する

 

第2の冷戦がスタートしたと思う

しかし、今度の冷戦は早急に決着をつけることになる

 

そして世界は脱炭素・グリーンエネルギーへの失望

結局は化石燃料と資源に縛られる経済が浮き彫りになった

 


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