本当に怖いのは来週ではなくて

トランプ勝利で円高、株式大幅安、ヒラリー勝利でドル高、株高・・・・

というコンセンサスがありますが

そんなに簡単に市場が動くと思って大丈夫でしょうか?

得てして皆が思っているようには動かないのがマーケットです。

と思えば。。。

思った以上に大きく反応するのもマーケットです。

どうなるかはマーケットのみ知る・・ですが、



どちらかに賭ける

博打トレーダー以外は

ポジションを軽くして備えるモードかと思います。


ところで


アメリカの格差社会

所得格差の問題は無視できないとても大きな問題です。

これは今回の大統領選での議論ともなっていますが

その実態は・・・・。

1965年には企業のCEOと平均的な労働者の賃金格差は20倍から30倍でした。

それが、2003年には185倍にまで拡大して、なんと

現在ではその差は300倍にまで拡大しています。

ウォルマートでは時給労働者の年収250万円に対して

CEOはその1000倍の年収となっています。


これにはいくつか理由があります。

一つ目の理由は

労働生産性が上がってきたことです。

労働生産性が上がると労働者間での競争となります。


例えば

今まで10人の人が関わって作っていたような自動車も

高度な機械化によって1人で作ることができるようになります。

結果として、機械を使える1人は多くのお金を貰えますが、

残りの9人は仕事がなくなります。

残りの9人は少しくらい給料が安くても仕事につきたいと思うので

9人の間で仕事の取り合い競争になり、どんどん給料は下がります。

労働者よりも雇い主の経営者の方が有利になります。


アメリカの最低賃金は7ドル25セントで

ヒラリーはこれを12ドルに引き上げるとしていますし

トランプは、所得税、法人税も引き下げその結果所得を

増やすとしています。


この現状では

アメリカでは(日本も)

もはや労働者は働いても働いても

上に上ることができない階級となりました。



金持ち父さんという本に書いてあって有名になったことですが

労働者(従業員)、個人事業者、ビジネスオーナー、投資家という

4つの階級があって

お金持ちになるためには

ビジネスオーナーと投資家にならなければダメだという話です。


現在は労働者(従業員)とビジネスオーナー、投資家の格差が

益々開く一方となっています。


実はこれは、労働生産性が上がって

経営者が有利な状況になっただけではなく

更に有利に仕組まれていることがあります。


例えばストックオプションです。


企業の経営者層はストックオプションを持っていますから

株価が上がるほど報酬が上がることになります。

これで経営者と従業員の所得格差がどんどん開きます。

金持ちはより金持ちになり、そのほかの人は

貧しくなっていく仕組みです。


そしてこれに拍車をかけるのが

自社株買いです。

利益が減っているにも関わらず

その利益で自社株買いを行います

その結果、株価が上がりやすくなり

潤うのは株主、つまりストックオプションを持っている

経営者でもあるわけです。


そうして株を持っていない人たちは益々貧しくなっていく。


こういう仕組みです。

この社会は変えなければいけないでしょう。

しかし、変わるのは時間がかかるでしょう。


では何をすべきか?

そうですね。

簡単にできるのは

株を買う側になること。

それも日本企業よりも積極的に自社株買いをする

海外の企業の株式です。

日本株ではなく


そしてトランプが大統領になった時

本当に、米軍を日本、韓国から引き上げるような動きがあった場合

または、それに準ずる動きがあった時

世界の流れは一転します。


日本にとっての

本当の混乱(もしかしたら成長)はそこから始まると思います。

はっきりするまで

日本株は怖いですね。



こういうのしか

怖くてできなくなります。
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