先週末 日経平均は
オバマ大統領が表明した景気対策の実現性が疑問視されて
下値切り下げの展開となり、
安値圏の8737円で取引を終えました。
SQ値は8732円49銭でSQ値を
引け値でかろうじて上回りました。
ECBが進める国債買い入れに抗議して?
シュタルク専務理事が辞任を表明したということで
欧州債務問題に対する市場の不安が強まったことや
オバマ大統領が前日発表した雇用対策について、
市場では、景気を浮揚させることができるか確信が持てないという懸念が強まって
NYダウは暴落し、303ドル安 10992ドルとなりました。
G7では、持続的かつ均衡の取れた経済成長を支援するに当たって
世界規模で協調した取り組みが必要なことを合意したということですが
具体的な策があるわけでないというところです。
それにしても効果が見えないとは言われながら
アメリカは減税を言い、日本は増税を言う・・。
日本は円高デフレ推進政策を選択してるとしか思えません・・・。
G7では
為替レートの過度のボラティリティーや無秩序な動きは経済や
金融の安定にとって悪影響を及ぼす。
為替市場での行動においては緊密に協議し、適切に協力していく・・
という事ですが、
世界的に景気後退懸念が出ている今、どこの国も自国通貨が安い方が
いいに決まっています。
アメリカなどは例のデフォルト騒ぎ、インチキ格付け会社の格下げなど
財政出動も追加金融政策もそう簡単ではないことを見越して確信犯的に
ドル安で何とか持ちこたえようとしてるとしか思えない動きにも見えます。
自国の利益を優先する中でどこまで協力できるのかということですが
どこの国も円高大変だねとは思ってくれないわけで
他国が打ち出してくるであろう追加緩和策に負けないだけの
適切な円高対策が必要です。
最大の懸念はまずはユーロ。
支援に対して もともと 腰が引けてるドイツでは
ギリシャが金融支援を受ける条件を満たせずデフォルトに陥った場合に備え、
ドイツの銀行を支援する計画を準備中といいます。
ユーロは一層キナ臭くなってきます。
市場ではようやく
日経平均8500円を割り込めば7000円コースという見方もでてきました。
欧州金融株の下落、欧州債務問題が欧州銀行の資金調達など金融システムに波及するという
懸念から第2のリーマンショックを恐れてきています。
既に一足早く先週末から8月安値割れに向かう下落波動が
日柄的に始まっていますので注意とお伝えしていましたが
市場総弱気になってくる可能性があります。
総弱気になればどこかで反発しますが
中途半端な位置でのそろそろ買いは
先週のように下落波動の中で 中途半端に反発したときに
ついていく買いと同じくらい危険だと思われます。
どこかで買うとしても大きく下げてから・・。
いよいよ
7月以降お伝えしている大きな波動での
8353円、8156円、7623円の下値目処を
頭に入れておかなければならないです。
その前に
波動的には一旦、
8353円到達後は 8630円から8742円程度までの反発後
8156円、7623円まで到達するというのがきれいな波動・・。
変化日20日までは少し戻す場面があったとしても
下落の日柄でしょうか・・。
そしてそのあたりに(20、21日)FOMCとなります。
NYダウの下値メドは
中期下落波動が続けば9197ドルも
頭に入れておかなければならないかもしれません。
終値で11000ドル以下で引けてくると売りの形が明確になります。
・・・としていましたが、
引け値で 10992ドルと11000ドルを割れてきましたので
9197ドルの下値目処も頭に入れます。
個人投資家は
自分の判断を信じて自分の資産は自分で守る覚悟が必要です。
※変化日、9月20日、27日
(1日、2日の違いは許容範囲として変化日とします)
●今日の日経先物
先週末の先物は
下限は 8770円、
上限は 8910円、
としていましたが
ザラ場安値 8750円
ザラ場高値 8880円でした
ほぼ想定どおり
明日の相場は・・・・。
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