1、日経225先物 波動デイトレード 環境(外部環境、内部環境)

日経225先物 をデイトレードする。
それも注文を寄り付き前に完結させ
忙しくて 取引時間中はチャートを見れない人でもできる手法について何回かに分けて 解説して行きたいと思います。

 

1、日経225先物 デイトレード 環境

(外部環境、内部環境)

 
まず、この方法は初心者でもできる簡単な方法です。

注意事項

•どんな時も同じにやればいいというものではない
(週末にイベント、事件等の材料があった時)
•マーケットはシンプルでもありシンプルでもない
•シンプルな手法もこれを理解してから使うのと理解しないでただ機械的に行うのでは全く別物になる
•価格を決定するものは需給
需給とは売りが多いか、買いが多いか
(出来高を重視することにつながる)

第一に今の環境を認識します。

•政治や経済の環境で金(資金)の流れが決まり、政治、経済の環境の変化で金(資金)の流れが一変することがある。

•金(資金)の流れ⇒市場(マーケット参加者)が何を見ているか

•何を見ているかはその時の環境(政治、経済)によって違う

FOMC、ECB理事会、
同じ結果でも(例えば金利引き上げが行われることについて)
マーケットはポジティブに見ているのか
ネガティブに見ているのかで

株価にプラスとなるかマイナスとなるか全く違う結果になる

 
 
● 金(資金の流れ)を掴む

例えば

1980年代後半に日本にバブルをひき起こした3大要因は

円高・原油安・金利低下(金利安)と言われています。

その国の通貨が高いという事は経済力の強さの裏返しであり、

経済成長力が高かったり、経常収支の大幅黒字などが原因。

さらに、低金利で余った資金が株式、不動産などの資産に流れ込み

資産バブルとなった。

 
 
通貨が強いと輸出産業にはダメージがあるので

自国通貨が強いと株価が下がると思われがちだが

歓迎されるべき事。

通貨が強ければ利益狙いの買いも入り、その結果その国の資産が買われる

(資産上昇と為替差益の利益)株価も上昇

 
 
金(資金の流れ)は金利によっても左右される。

金(資金の流れ)金利上昇⇒株式下落 になった例は

•2013年5月バーナンキFRB議長が、量的緩和終了が視野に入ってきたことを

示唆しただけで、

それを契機に長期金利は5月初めの1.6%台から9月初めの3.0%手前まで

1.4%ポイント跳ね上がった。

株価指数は5月の高値から6月の安値まで7.5%下落。

 
 
•2004年にFRBがITバブル崩壊後の金融緩和を終了して初めて利上げに転じた。

FF金利を6月末に0.25%引き上げたが、その前から利上げの示唆を受けて

長期金利が3月から5月に1.3%ポンイト上昇。

株価指数は4月高値から8月安値まで7.8%下落した。

 
 
•1994年2月にFRBはそれまでの実質ゼロ金利政策を終了し、

0.25%利上げ。長期金利は94年1月から7月まで1.9%ポイント上昇し

(その後も緩やかな上昇)株価指数は1月高値から4月安値まで9.7%下落。

 
 
金(資金の流れ)金利上昇⇒株式下落

NYダウと
アメリカ長期国債



 
 
日経平均と
長期国債(長期金利)



 
 
26年間の日経平均と
長期国債(長期金利)



 
しかし、上の表のように

長期で見ると金利が下がり続けているのに

日本の株式は上昇しなかった。

アメリカの株式市場は長期金利が上昇しても下落しても

長期では上昇し続けている。

 
 
つまり重要なことは

 
 
環境
•景気が悪い、金利低下(債券上昇)⇒株価下落

となることもあれば

•景気が悪い、金利低下(債券上昇)⇒株価上昇

このように 金あまりの 金融相場になることもある

•景気回復、金利上昇(債券下降)⇒株価上昇

金利が上昇しても 企業業績が良く、株価があがる業績相場となることもある

 
結論は

 
現在

•市場はどこをみているか?

•金の動きは一定ではなく様々な環境の中で揺れ動きバランスをとる

ということ。

 
•政治や経済の環境で金(資金)の流れが決まり、

政治、経済の環境の変化で金(資金)の流れが一変する

•金(資金)の流れ⇒市場(マーケット参加者)が何を見ているか

•何を見ているかはその時の環境(政治、経済)によって違う

•市場参加者は今は何を気にして見ているか、それがどうなれば

その結果どういうことが起きるか、想定外の場合どう反応するか

•大まかなシナリオを描いて持っておく。

シナリオがあればその通りにならなくても対応できる。

 
環境(外部環境と相場の内部環境)
•環境によって需給が決まり、需給が価格を決める
•需給とは売りが多いか、買いが多いか、市場の心理
•需給=エネルギー=出来高
(出来高を重視することにつながる)
ローソク足に現れる需給を見る

日経225先物は

どの価格にどのくらいの売り、買いが入っているか

市場参加者が見ることができる。

15870円の売り物がある以上

15870円の買いを入れれば

15870円で約定する⇒市場の透明性が高い

 


 
次はチャートの注意点について見ていきます

http://225daytrade.com/archives/527

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です