米国は５月から石油備蓄から日量約100万バレルを６カ月間追加
放出すると発表
石油需要が拡大する構造的な問題の解決にはならないと思えます
そこでバイデン大統領は前言撤回 原油、シェール増産に舵を切ります
また、バイデン大統領はＥＶ用バッテリー向けなどの重要鉱物の国内生産を促すため
1950年に制定された国防生産法も発動するということ
レアメタルを生産する発展途上国の環境問題を考えれば（重金属での放射能汚染等）
アメリカで生産する方がクリーンには違いないですが
コバルト等の一部の資源はアメリカでどの程度生産できるのかです。
クリーンエネルギーを実現するためには
風力発電用の莫大な鉄鋼、太陽電池パネルの材料、モーターに使う磁石へのレアメタル、銅・・・
莫大な資源が必要になり、
今まで人類が２５００世代に渡って使ってきた資源の総量と同じだけの資源を
次の１世代（３０年強）で使うことになるという試算もあります
資源を輸送、発電した電力を送電するためのロジステッィク、インフラにも莫大な
エネルギーが必要です。
送電には高度なＩＴ化も必要です。
デジタル化が進めば使用されるエネルギー量も激増し
クリーンエネルギーを作るためのの投資も合わさり
エネルギー需要は増え続けます
１００のエネルギーを得るために今はすでに４０くらいのエネルギーが必要と言われていますが
このコストがどんどん上がっています
資源に対しての一番の問題は資源が足りなくなることよりも
資源を得るためのエネルギーの問題だともいわれています
石油に関するエネルギー需要は今後何十年に渡って減ることはありません
ＩＥＡのレポートでは２０３０年まで石油需要は増え続けると
何年も前から書かれ続けています。
その中でクリーンエネルギー、脱炭素社会に向けて
石油生産への投資が抑えられてきました
目先の景気医動向による上下への振れはあっても
中長期的に石油、資源価格の上昇傾向が続くのは間違いないと思います
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