4月24日 今やるべきは政府が国債を発行するだけなのに

今日のポイント

2020年4月第3週 2020/4 week3  ( 4/13 – 4/17 )

の投資主体別売買動向では

外人が日本株を

3019億円売り越し

4月2週は

外人は現物株を

543億円の小幅買い越し

でしたから

またしても売り越し転換

アノマリー的には4月は外人買いが入り高くなる傾向がありますが

関係なしに大幅売り越し

外人は今年日本株を2兆円を超える売り越しです

米ギリアド・サイエンシズが新型コロナウイルス感染症治験薬の初期臨床試験失敗の報道で

高く始まったNY市場も

NYダウ以外のナスダック、S&P500はマイナス

フィナンシャル・タイムズが、ギリアドの新型コロナ感染症治験薬レムデシビルの

初期臨床試験が失敗に終わったと報じました。

米ギリアド・サイエンシズの株価が一時8.5%安

ギリアドは治験について、早期に終了したもので結果は不確定だと発表していますが

治療薬の開発失敗は経済回復の期待を致命的にします。

一方、同じ治療薬でも力と政治の関係から

隅っこに追いやられていた

アビガンに再び脚光が当たることになりそうです。

18日終了週の米新規失業保険申請件数(季節調整済み)は442万7000件と

前週から81万件減少したものの高水準

WTI原油先物は約20%高

2.72ドル(19.7%)高の16.50ドル

北海ブレント先物も0.96ドル(4.7%)高の21.33ドル

クウェートは協調減産の開始日となる5月1日以前に

原油供給の削減を開始したことを発表

前日のトランプ大統領の中東情勢を煽るようなツイトーも

効いているようです。

昨晩日経速報で流れたのは

日銀が現在年80兆円としている国債の購入額のめどを撤廃し、必要な量を制限なく買う

というもの

コマーシャルペーパーや社債の購入限度額も倍増する方向で議論

日本銀行は27日の金融政策決定会合で追加の金融緩和策を打ち出す最終調整

もともと日銀は80兆円の目標額も買い切っていませんでしたが

無制限にすること、CP,社債の限度額倍増は好材料と思われます

(ECBは、一部のソブリン債や社債が近いうちに格下げされても

一部のジャンク級債券を担保として市中銀行への融資をすると決定

FRBはジャンク債もモノによっては買い入れ対象)

普通に考えれば政府が国債を発行しても今なら

日銀が買ってくれるということです。(無制限に)

それを見越しているならいいのですが

2020年度補正予算で1人当たり10万円の一律現金給付を実施しますが

歳出総額は25兆6914億円

これではまだまだ不足の事態です

政府がもっと思い切って国債を発行できるかだけに掛かってきまし

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です