HY OAS = ハイイールド債(投資不適格の社債)と米国債の利回り差です。クレジット市場のストレスを示す指標です。
- 正式名はHigh Yield Option-Adjusted Spreadです。代表的なのはICE BofA US High Yield IndexのOASで、FREDのコードは
BAMLH0A0HYM2です。 - 「オプション調整」とは、社債に付いている期限前償還条項の影響を取り除いた純粋な信用上乗せ分という意味です。
- 上昇すると、投資家が信用リスクを嫌って社債を売っている状態で、リスクオフを示します。株の下落と同時に、または先行して動きやすいです。
- 低下すると、資金が信用リスクを取りに行っている状態で、リスクオンを示します。
目安
- 3%前後:非常にタイトで、楽観的な水準
- 4〜5%:平常から警戒の水準
- 6%以上:明確なストレス(2022年は約6%、2020年3月は約10%、2008年は約20%)
このチャートの読み方 現在の3.23%は、水準としてはまだ低いです。ただし、右端で約2.7%の底から急に切り上がっており、MOVE(101)の上昇と同時に起きています。上の解説文にある「株の需給が崩れる合図は信用スプレッド」とは、このHY OASのことです。このまま3.5〜4%に乗せていくかどうかが注目点です。

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