新型コロナ感染拡大で大変な状況になっています。志村けんさん、岡江久美子さん、
若い人はそれほどリスクがないと言われていましたが、
確かに50歳以上と比べるとリスクは低いのでしょう。
一方、感染しても症状の軽い、出ない若い人が感染を拡大させるかもしれないとも言われています。
言われていますというのは、そもそも私は新型コロナの専門家ではないので、
TVのコメンテーターやその他の無責任な情報発信者の方々のように
知ったようなことを言える立場ではないわけです。
新型コロナというウイルスの事実(本当の感染状況とか致死率とか治療方法とか・・・)は
一部の人しか知りえないことだと思います。
また、それが一般に知れるころにはよくも悪くもある程度の決着はついてると思います。
集団免疫についてもいろいろ言われています。
人類が感染症を克服するためにはある程度の割合で感染者が出ないと免疫ができないので、
集団でとらえた場合感染のさらなる拡大を抑制できるためには、
少なくない割合、過半数程度は感染しないと収まらないということのようです。
本来感染しなければいけない以上の人数、割合を越えて感染が拡大すること(オーバーシュート)を
防ぎながら感染が進むようにする。
これも専門家ではないので知ったようなことを言うつもりはありませんが、
ある程度多くの割合の人類が感染して抗体を持つしかないのかなと思うのです。
ワクチンでは対応できないというのは何となく感覚で理解できた気になります。
コロナウイルスは風邪の原因ですから風邪に効くワクチンができない以上
新型もワクチンで予防は難しいのではないかと思います。
インフルエンザだってワクチンを打っても少し型が違えば感染します。
感染のさらなる拡大を抑制するるためには、人類のある程度の割合は感染をするし、避けられない。
インフルエンザは1シーズンの間に同じA型に2回罹ることはほとんどないでしょう。
インフルエンザで病院に行ったとき、運の悪い人はA型、B型2回罹る人もいると言われましたが、
A型に2回罹るとは言われませんでした。これが抗体です。
そして話を戻しますと新型コロナでキツイことになっているのは健康、生活だけでなく
やはり経済もです。経済の動きをネタに飯を食っている身として
(トレード)経済に関しては
TVのコメンテーターよりは専門家と思っています。
そこで思うことですが、経済はメタメタです。
リーマンショック以上とか、1930年の世界大恐慌並みだとか言われていて
・・でもそれを語っても仕方ないです。そんなことは既にみんな思っています。
気になっているのは 今の厳しさではなくて
(ものすごく厳しいのはわかっているので)新型コロナの後の世界です。
世界は新型コロナの前と同じには戻れないということです。
テレワークの流れが止まらないとか・・
そういう表面的なことだけではなくて、
グローバル化、拡大、外向きのベクトルが内向きに変わるのだと思います。
人の心の中に不特定多数の人と集団で集まること、密接な接触をすることへの恐怖と遠慮が蔓延ります。
外の文化へのあこがれよりも地域、仲間という内向きのつながりが強くなる方向にすすむと思います。
崩壊寸前だった家族主義とかそういったものが復活するのではないかと思います。
世界は30年前から比べれば、あまりにも知らない人とのつながりが出来すぎました。
一度もあったことのない人から嫌がらせや、
誹謗中傷をされる世界は異常だったと言わざるを得ません。
人と人が直接会わなくなるとは考えられません。
そうではなく薄い関係は断ち切られると思うのです。
信頼できる直接対話のできる閉じられたコミュニティでのやり取りが主流となるのではないかと思います。
ECで物を買う。そういうことが無くなるのではありません。
知らない人とSNSで繋がることが今よりも
重要でなくなるということです。
本質的な人間同士の社会が復活するということです。その流れが進めばお金よりも大切なこと、人と人の信頼だったり、愛情だったり、義徳、貢献だったり・・・そういう価値観が普通になると思うのです。
ベーシックインカムで最低の収入は保証され、生活の不安はなく、
それぞれの人が好きなこと、得意なことをしながら他の人のために貢献できることをする。
その結果お金も入ってくる。
お金が今ほど重要ではなくなる価値観の世界が新型コロナの先の世界だとおもうのです。
しかし、そんなきれいごとの世界にすぐに向かうわけではありません。
理想的な世界に進む前には強烈なダウンサイドを味わうことになると思います。
新型コロナで崩壊した経済の中で日々生活して行くのが大変な人たちが沢山出てきます。
富裕層以外のほとんどが貧困層に入ることになると思います。
新型コロナが1年、2年終息しなければ生活が持たない人が大部分でしょう。
そうなると富裕層との格差は今よりももっと著しいことになります。
圧倒的にお金が無くて生活が苦しい人が多いのです。
その人たちに対してお金を持っている富裕層は今よりも特権的に好きなことができます。
一部の富裕層しか好きなことはできなくなる
世界とも言えます。
ロイターニュースによるとコロナ不況でも
今年1月1日から4月10日にかけて、米億万長者34人の純資産は数千万ドル増加。ベゾス氏やマスク氏、ズームのエリック・ユアンCEOを含む億万長者8人の純資産合計は10億ドル増加したという
一方 生活のためにすべてを犠牲にしても
貧困から抜け出せない人たち。
新型コロナ後の世界では一時的には
お金の価値が今よりももっと大きなものになるのです。
新型コロナ後の世界では一時的には
お金がない人は今よりももっとひどいことになります。
これからも中央銀行は信用収縮を避けるため
過剰にお金を供給することになるでしょうから
この後はインフレになっているかもしれません。
インフレになればなおさらお金(資産、資産価値のあるもの)を持っているのは富裕層だけです。
益々富裕層にしか資産は集まりません。貧困層は一層の貧困化します。
辛く厳しく悲惨な世界です。富裕層は全てにおいて満たされる、健康もお金次第。
決して貧困層とは交わることのない生活をします。
世界中でその状況が続いてからです、。
もう
限界だと。
こんな世の中壊してやると
世界に憤りをもった人たちが
世の中を変える動きを始めます。暴動なのか、革命なのか
世の中をひっくりかえす行動に出ます
富裕層はそれを抑え込もうとしますが
既に世の中を変えようとする憤りは止まりません。
新型コロナのあとにはこのような大きな痛みを経験して
今よりも良い世界へ移行していくのだと・・・・。