日経225オプションを使ったヘッジ戦略



(手持ちの株や買いポジションで損害を被らないため)を説明しました



詳しくはこちらhttp://225daytrade.com/archives/1490





ところで下げるとなれば



プットを買っておけばいいのは分かった。



それでは上がるならどうすればいいのか。



そうです。コールを買っておけばいいんですね。



2018 12月25日 クリスマスの日経は暴落して



1000円下げました。ここでプットを持っていれば儲かったわけです。



でもそれだけではありません。



この下げの中でコールを買うんです。



オプションヘッジ戦略でプットを買っておこうと説明した反対の状況です。目先これだけ下げたら反発はあるだろう。



しかし、まだ下げるかもしれない。



という場面で打診買いとして株を少し買うのはOKとしてもまだまだ下げるかもしれない。



そんな時にはコール・オプションを買っておくやり方があります。



オプションの買いは保険と同じ。賭けた金額以上のマイナスはありません。



そして思ったように相場が動けばリスク限定で利益が確保できるのです。



ただ、オプションの買いは時間の経過とともに期待感が剥がれ落ちると



時間的価値がどんどん消えていきます。つまり株価が動かなくてもオプション価格は下がって行きます。



大きく株価が動くときにしか儲けにくい選択となります。そういうこともあってまずはヘッジに使いましょうと言っているのですが、



1日で日経平均が1000円も下げれば話は別です。



急反発を狙ってコールを買う。



買ったのは翌々限月(翌限月までの日数と買おうと思っているオプションの権利行使価格と現在の日経平均との乖離、価格、保有期間・・を考慮して)



20750円 コール 245



20625円 コール  265



そして利益になりましたが







日経が20000円を超えた寄付きあたりでも



20750円 コール  340



20625円 コール  415



にしかなっていませんでした。





その後は じりじりとしています。



株価が下げる時に大きく動いたプット買い 程の爆発力はありません。



これは一言で言うと 市場に先安観



まだ下げるという不安があってコールの価格が上がりにくいということです。



そして上の価格表に権利行使価格毎のオプションにIVが書いてあります。



これが大きいとオプションは高くなります。



今日経が20000円ですが



これよりも日経平均が上がれば儲かるはずのコールのIVとこれよりも日経平均が下がれば儲かるはずのプットのIVを比較すると



プットのIVの方がかなり高くなっているのがわかると思います



それだけ市場は下げの不安が大きい。



つまり 下げた時にはプットが大きく動くということです。



コールは残念ながらそれほど動かなかったということです。







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