PART.1-2 レバレッジ

PART.1-2 レバレッジ

日経225先物はレバレッジという便利なものが使えます。

レバレッジとは「てこ」のことで良く聞かれる言葉ですがすが、

ここでいうレバレッジとはFXや商品先物取引にも共通する言葉で、

少ない証拠金で大きな取引が出来ることを意味します。

レバレッジ10 倍といえば、証拠金に対して10 倍の金額の取引が出来ることを言います。

10 万円で100 万円の取引ができれば、レバレッジは10 倍、

日経225先物では、レバレッジは20 倍から30 倍の取引が可能です。

100 万円の証拠金で2000 万円から3000 万円の取引が出来るということです。

2000 万円の10%といえば200 万円ですが、

2000 万円の取引をして10%利益が上がれば必要とした証拠金100 万円に対して、

2 倍の金額が利益になったということになります。

つまり、値上がりでも、値下がりでも 10%の動きを取るだけで、

100 万円が倍の200 万円になるのです。

これがレバレッジの威力です。

もちろんこのことは反対になった場合負ける金額も、

投資した100 万円に対して倍の200 万円になってしまうということも意味します。

 

PART.1-3 売りも買いもできる

 

日経225 先物は買いだけでなく、売りからも取り引きをすることが出来ます。

通常株式などは、安いところで買って値上がりしたら売るというのが基本ですが、

 

日経225 先物の場合、日経平均が下がると思えば、

売りから取引を開始して(エントリー)下がったら買戻しして決済(エグジット)

することが出来ます。

この場合、値下がりしたものが利益になります。

買って上がって売ったら儲けという反対の取引も可能なのです。

このように売りからも入れることが取引の多様性を深め、

投資対象として非常に面白いものになっています。

・ 流動性が高い(取引量が多く、市場の厚みがあるのでいつでも換金できる)

・ 価格がわかりやすい(日経平均というものになじみが深い、聞いた事がある)

などの要因もあり、個人投資家の市場への流入も多く、

ますます市場が活性化してきています

 

PART.1-4 ルール

 

〔期 間〕
日経225 先物のあらかじめ決められた期日についてですが。

これは、3、6,9,12 月の第二金曜日となります。

そのため、その前日の15:15までが最終売買となります。

そして、取引最終日に近いものから5限月が並行して取引され
ています。

たとえば 2009年7月を基準に見るとすると

一番近い限月 2009年9月から順番に

2009年12月、2010年3月、2010年6月、2010年9月までが

取り引きされています。

通常は一番近い限月が取引量も一番多くなり、主に取引される
対象となります。

〔S Q〕
日経225先物は決められた期日に清算されるといいましたが、

たとえば2009年12月限月の取引でしたら、

2009年12月の第二金曜日の前日が最終売買となり、

2009年12月の第二金曜日の朝、SQ値が決まります。

最終売買を迎えて先物を保有していた場合、

この価格で清算されることになります。

この価格をSQ値といいます。

SQといえば通常、決済日を意味するように使われますが、

SQ Special Quotation 特別清算指数 は

清算日の 日経225現物株のそれぞれの銘柄の始値を基本に算出される

清算指数のことです。

(寄り付いていない銘柄などは気配値で計算されます)

SQ日に先物価格は現物価格と同じになり、

先物を保有していた人はその差額が清算されるというイメージです。

SQ前までに、10000円で先物を買っていた人と、

10000円で先物を売っていた人がいるとします。

SQ値が9500円で決まったとすれば、

10000円で買っていた人は、SQ値9500円との差額500円が損失になり、

10000円で売っていた人はSQ値9500円との差額500円が利益になります。

もちろんSQ前にいつでも反対売買をすることも可能です。

SQ前になると買い方、売り方がそれぞれ自分の有利になるように動き、

いろいろな思惑から価格が変動することも多いです。

〔取引単位〕
次に日経225先物の取引単位ですが、

1枚、2枚という単位で取引されますが、

1枚とは先物価格の1000倍のことです。

先物価格が10000円だったとすればその1000倍の

1000万円が1枚あたりの約定金額となります。

1枚で1000万円の取引をしているということになります。

日経225先物ミニの場合はこの10分の1の単位となります。

ミニ1枚の約定金額は、先物価格が10000円の場合、

100倍の100万円となります。

ミニに対して通常日経225先物のことをラージといいます。

ラージ1枚で1000万円の取引になるのですが

その取引をするための証拠金は数十万円しか必要ありません。

数十万円で1000万円分の取引が出来るのが日経225先物です。

これが日経225先物の大きな魅力でもあります。

この仕組みはレバレッジといわれて、

FX、商品先物取引などに
も共通した仕組みです。

ラージ1枚を取引すると、日経225先物の価格が10 円動くと1万円

100 円動くと10 万円、儲かったり、損したりします。

ミニ1枚ではその10分の1です。

日経225先物ミニの価格が10円動くと1000円 100円動くと

1万円儲かったり損したりします。

また、ラージは10円刻みの値動きになりますが、

ミニは5円単位の値動きとなります。

そして、ミニにはラージと違って

あらかじめ決められた期日(SQ)について

3、6,9,12 月の第二金曜日以外に各月の第二金曜日があります。

ラージのように3カ月期限ではなく、1カ月毎の期限も選べます。

 

 

 

■PART.1-5 注文と約定の順番

注文と約定に関しては価格優先、時間優先となります。

同じ買い注文を出す場合であれば、価格が高い方が優先されます。

売り注文に対して買い注文が出合って約定するのですが、

高い価格でも買うという注文の方が優先して売り注文にぶつかります。

10,000円の価格をつけている時に、

9,950円で買い注文を出すよりも10,000円で買い注文を出した方が

早く約定されます。

成り行き注文の場合は、価格は いくらでもかまわないので買いたいという

注文なので一番早く約定されます。

売りの場合は反対に 安い価格でも売るという注文のほうが早く買い注文にぶつかり、

約定されます。

10,000円の価格をつけているときに10,000円でなければ売らないという

注文よりも9,500円でも売るという注文の方が早く、

買い注文とぶつかり、約定されます。

また、同じ、価格で、買いたい、売りたいという場合は

早く注文を出した方が優先される時間優先となります。

上記のようなルールで約定が行われるのですが、

実際には証券会社毎のシステムの問題でしょうか

証券会社から大阪取引所に注文が届くまでに掛かる時間が違ったり、

こちらの通信環境の問題で証券会社まで注文が届くのが遅かったり

ということも現実にあります。

先に出した注文なのに証券会社によって約定までの時間が掛かる、

約定に間に合わないということがあります。

ネットで注文を出す人が殆どだと思いますが、

証券会社のツール自体でも、

注文の執行、価格の変更等にかかる時間が数秒違います。

スキャルピングなどで頻繁に早いタイミングで売買する人にとっては、

どこの証券会社を使うかも重要です。

基本的に使い慣れた証券会社が良いと思いますが

上記のことを踏まえて言うと、個人的な意見ですが…


野村ネット&コール
証券のジョイエクスプレスというツールが
良いと思います。

 

また、大口注文は高速取り引きシステムで入って来ますので

そういう注文の方が先に約定してしまうケースがほとんどです。

速さ勝負では個人投資家は太刀打ちできなくなっています。

 

PART.1-6 証券会社特徴

注文の執行、価格変更等の反映の早さ、

ツールの使いやすさ等から上記の話をしましたが、

証券会社によって一般的に使い方があります。

たとえば楽天証券にはRSSというツールがあります。

これに価格データを取りこむ目的で使っている個人投資家は多いです。

自分のPCにリアルタイムで価格を取り込むことで、

システムトレードが行いやすくなります。

取り込んだ価格にトレードのルール、ロジックを当てはめてPC上で計算し、

自分独自のトレードシステムに使うという人も多くいます。

また、楽天証券のマーケットスピードというツールで表示されるチャートは

使いやすいという人も多く、

発注はしないけどチャートは楽天証券を使っているという人もいます。

発注の形態も逆指し値はもちろん、

引けまでに指値が入らなかった場合自動的に成り行きに変更することが出来る注文機能の
ある証券会社もあります。

このように証券会社によって使い方を選んでいるのが今の個人投資家です。

ぜひ自分にあった証券会社を選んでみてください

 

PART.1-7 証拠金の計算……………SPAN

日経225 先物は証拠金の20 倍から30 倍の取引が出来るといいましたが、

この金額は毎週計算されて変動します。

必要な証拠金の額は、大阪証券取引所の採用する

「SPAN®」で計算したSPAN 証拠金額をもとに

各証券会社が定めます。

※SPAN®は、シカゴ・マーカンタイル取引所の登録商標で、

短期間(過去1 ヶ月間)と中期間(過去6 ヶ月間)の相場の変動幅・

ボラティリティをみて、そのときの変動幅に収まる範囲を証拠金にするものです。

値動きが大きいと必要証拠金の額も大きくなります。

さらに値動きから決められたSPAN®証拠金に対して

各証券会社が独自の比率を掛けて最終的な必要証拠金の額が決定します。

一般的な証券会社と比較するとマネックス証券は必要証拠金が高く設定されています。

 

■PART.1-8 追証追加証拠金(追証)

建玉の評価損の拡大や代用有価証券の評価額の低下によって、

受入証拠金額が維持証拠金額を下回った場合、

追加で必要証拠金額を回復する金額の証拠金の差入れが必要になります。

この追証の差入れ期日は、追証発生日の翌営業日11:30 で、

もし、追証期日までに追加証拠金の差入れがない場合、

証券会社の任意で、口座の全ての先物・オプション建玉が決済されてしまいます。

信用取引の場合担保(保証金)の3.3倍まで取引が出来ます

が225 先物の場合前述のように20 倍から30 倍の取引が出来ますので

追証には充分注意が必要です。

レバレッジは掛けられる有利さはあるものの、

大きなレバレッジを掛けるのがいいとはいえません。

適正なレバレッジについては後の章でお伝えします。

 

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